英語学習

英語のリスニング力を爆上げする6のコツ【結論、コツ以外にも知識が必要】

 

「リスニングの勉強を始めたが、なかなか英語が聞き取れるようにならない・・・どうやったら英語が聞き取れるようになるんだろう?なにかコツとかってあるのかな?英語のリスニング力が伸びるコツを教えてください」

 

このような悩みを解決します。

本記事の内容

  • 英語のリスニング力を爆上げする6のコツ
  • 【結論】英語のリスニングはコツ以外にも知識が必要
  • 英語のリスニングに効果的な勉強法【分析必須】

 

本記事を書いているわたしは、現在カナダ在住。新卒でサラリーマンになり、3年後にフィリピン留学へ。その後は、オーストラリアとカナダでワーキングホリデーを行う。英語を勉強し始めたのは、会社員になってから。当時の英語力は、be動詞が分からないレベル。独学で英語を勉強しつつ、留学も経験し、現在のTOEICのスコアは820点

 

わたしは海外生活4年目、英語の勉強を始めて約6年になりますが、今でこそ日常会話で英語のリスニングに困ることはほとんどなくなりましたが、海外生活を始めた頃は、全然ネイティブの会話を聞き取ることが出来ませんでした

 

そんなわたしが、どのようにして英語を聞き取れるようになったのか?

 

本記事では、英語のリスニング力を向上させるコツを解説します。

 

Contents

英語のリスニング力を爆上げする6コツ

 

英語のリスニングのコツは下記の通り。

  • 始めは全て聞き取ろうとしない
  • 英語のリズムや強弱を意識する
  • 英語の語順をかたまりで聞き取る意識をする
  • 出だしの部分を注意して聞く
  • 英語を英語のまま理解する努力をする
  • リスニングの勉強をする時は内容を理解しているもしくは好きなジャンルのものを選ぶ
  • 結論、リスニングは8割聞き取れたらOK

 

それぞれ順番に解説します。

 

英語のリスニングのコツ①:始めは全て聞き取ろうとしない

 

初心者の方がリスニングをするときにやりがちなのは、「会話の中の全ての英語を1つひとつ聞き取ろうとし過ぎ」ということです。

 

海外生活4年目のわたしでさせ、聞き取れるのは8割か9割ぐらいです。はじめから100%聞き取ることは不可能なので、まずは、分かる範囲で大丈夫。

 

なぜ聞き取れなのかは、記事後半で詳しく説明しますが、英語には単語同士をつなげて発音する「リエゾン」というものがあったりするからです。

 

たとえば、「get up(ゲットアップ)」→「ゲラッ」とか「check it up(チェック イット アップ)」→「チェキラッ」がリエゾンです。

 

このように、リエゾンについての知識や理解が無ければ、聞き取ることはできません。

 

全部聞き取ることが出来なかった・・・と落ち込むよりも、どこがわからなかったのか?どうしてわからなかったのか?

 

これらを分析して、練習するようにしましょう。具体的な勉強法も記事後半で解説します。

 

英語のリスニングのコツ②:英語のリズムや強弱を意識する

 

英語には、日本語に無い強弱のリズムがあります
重要な単語を強く発音して、あまり重要でない単語はほとんど発音しなかったりします。

 

たとえば

I want to talk to you again.
「わたしはもう一度あなたと話したい」

 

上記の赤文字の部分が、強く発音する箇所です。
通常、強く発音する部分はゆっくり発音し、弱く発音する部分は速く発音されます。

 

リスニングする時は、この強く発音する部分に意識を置いて聞くのがコツ
強い発音の部分だけで意味は何となく分かると思います。

 

たとえば、上記の会話の場合

「want したい」「talk 話す」「again もう一度」だけで、「もう一度話したい」ということが分かります。

 

逆に弱く発音している単語の「I」や「you」は聞き取れなくても、対面で話していたら、聞き取れなくてもなんとなく分かりますよね。

 

このように、全部を聞き取ろうとするのではなく、強調された単語を聞き取ることが重要です。

 

英語のリスニングのコツ②:英語の語順をかたまりで聞き取る意識をする

 

先ほど、「強調された単語を拾う」と説明しましたが、慣れてきたら、語順はそのままにして、かたまりで聞き取るように意識します。

 

わたしたちは学生の頃から英語を後ろから訳す「返し読み」を学習してきましたが、リスニングを向上させるには、返し読みはNG

 

なぜなら、タイムラグが生じ、長文の英語を聞いた時に、理解できなくなるから。

 

語順のまま英語を理解することで、リスニングにおいて、理解スピードが格段に上がり、英語を英語のまま理解するということにもつながります。

 

たとえば

We watched Harry Potter while drinking beer.
「私たちはビールを飲みながらハリーポッターを見た」

 

上記の文章を、下記のようなかたまりに分けます。

We watched/ Harry Potter/ while drinking beer/
私たちは見た/ハリーポッター/ビールを飲んでいる

 

このように、かたまりで聞き取った英語を、そのままの語順で理解するようにします。
一見、意味が分からない感じがしますが、リスニングが向上するにつれて、感覚で理解できるようになります。

 

英語のリスニングのコツ③:出だしの部分を注意して聞く

 

通常、英語というのは重要な部分が文の最初に来るので、出だしに注意して聞くともリスニングのコツ。

たとえば先ほどの文だと

We watched Harry Potter while drinking beer.
「私たちはビールを飲みながらハリーポッターを見た」

 

太字の部分ですね。これが、友達同士の会話なら

「We watched Harry Potter・・・(わたしたちはハリーポッターを見た)」

 

と言われたら、ハリーポッターを見たことが分かりますね。

 

反対に

「・・・while drinking beer(ビールを飲みながら・・・)」

 

と何をしながらビールを飲んでいたのか分かりません。

 

このように、英語では最初の文が一番重要で、他は聞き取れなくても、何とかなるということが多いです。

 

逆に、最初が聞き取れなかったら、何とかならないことが多いので、リスニングする時は、出だしに注意しましょう。

 

英語のリスニングのコツ④:英語を英語のまま理解する努力をする

 

先ほども少し説明しましたが、リスニングをするうえで、英語を英語のまま理解できなければ、タイムラグが生じ、会話についていくことが出来ません

 

ここで説明する英語を英語のまま理解するというのは、英語を聞いた時、瞬時にイメージとして映像が浮かぶということです。

 

たとえば、「Apple」と聞いた時に、頭の中で「リンゴ」と日本語に訳してから、リンゴを頭の中でイメージする人は少ないはず。

 

Apple=リンゴのイメージがすぐに浮かびますよね。

 

このように、英語を聞いただけで、日本語に訳さず、すぐにイメージできる単語やフレーズを増やしていきましょう。

 

フレーズの例を出すと、「How are you?」と聞くと、「I’m fine」がすぐに出てくるはず。

 

これは、覚えるというよりも、普段から意識しておく必要があります。

 

わたしが行っていたのは、「目に入ったものをとりあえず英語に直す」ということをしていました。

 

たとえば、コップが目に入れば「cup(カップ)」と直し、車が見えたら「car(カー)」と直す。この時に意識するのは、車ということを日本語で考えずに英語を導き出すイメージです。

 

ちょっと日本語が変ですが、要は英語を英語のまま使えるようにする訓練です。

 

これを普段から意識して行っていると、英語を英語のまま理解することが出来るようになります。

 

英語のリスニングのコツ⑤:リスニングの勉強をする時は内容を理解しているもしくは好きなジャンルの動画を選ぶ

 

リスニングの勉強をする時は、内容をある程度理解しているものや、好きなジャンルの映画やドラマで勉強することがコツ。

 

理由は、リスニングは英語のスキルの中でも、特に上達するのが遅いからです。

 

リスニング学習において、継続することは必須なのですが上達するのが遅いため、なかなか効果が見えず、辞めてしまう人が続出

 

それなら、継続できるように、内容を理解している小説のオーディオブックや、海外ドラマ、Youtube動画でも問題ありません

 

参考【最新版】英語初心者から始めるリスニング学習の進め方と教材【上達させるポイントは3つ】
参考【英語勉強におすすめ】アマゾンプライムで見れる海外ドラマ8選【勉強法を5ステップで解説】

英語のリスニングのコツ⑥:リスニングは8割聞き取れたらOK

 

これが最大のコツですが、リスニングは8割聞き取れたらOKという気持ちで大丈夫

 

もっと極端に言うと、6割ぐらい聞き取れたらなんとなく言っていることは理解できます。

 

上記で説明した通り、全てを聞こうとするから、逆に聞き取れないわけで、最初から8割ぐらいで聞こうとしておけば、なんとかなります。

 

特に会話の中では、シチュエーションや、相手の表情、ジェスチャーなんかで、理解することも出来ます。

リラックスして英語を聞くことが一番のコツです。

 

【結論】英語のリスニングはコツ以外にも知識が必要

 

結論、リスニングはコツ以外にも知識が必要です。

 

英語のリスニングのコツ以外に必要な知識:単語力が必須

 

英語のリスニングにおいて、単語量が少ないのは致命的です。
せっかく聞き取れた単語も意味を知らなければ、分からないのと同じですからね。

 

まずは、単語力を身につけることが大切。

 

英語のリスニングのコツ以外に必要な知識:聞き取れない英語を理解する

 

最初に説明した通り、英語にはリエゾンと呼ばれる、単語同士をつなげて発音するものがあります。

 

たとえば、「Take it」→普通に読む場合は「テイク イット」ですが、リエゾンの場合「テイキッ」になります。

 

このように、リエゾンの知識が無ければ、知っている単語であっても英語を聞き取ることはできません。

 

また、英語にはリエゾン以外に、日本語にない母音も存在。
動画のほうが分かりやすいので、下記動画をご覧ください。

 

この英語の母音によって、英語が聞き取れなかったり、違う意味の単語で聞き取ってしまうことがあります。

 

このような、日本語にない母音でも、練習することによって聞き取れるようになります。
下記の記事内で、発音についての教材を紹介しているのでご覧ください。

 

英語のリスニングに効果的な勉強法【分析必須】

 

ここでは、英語のリスニングに効果的な勉強法を解説します。

 

シャドーイングで聞き取れない英語を分析

 

リスニング学習には、シャドーイングが有効です。

 

シャドーイングとは、聞こえてきた英文をそのまま声に出して真似をするという勉強法です。

 

まずは、なにも見ずにシャドーイングをします。
最初は短い文章から始めてもOK

シャドーイングをして、正しく真似が出来たら、聞き取れているということですね。
真似ができなかったら聞き取れていないということです。

 

シャドーイングをすることで、自分が聞き取れなかった箇所を特定することが出来ます。

たとえば

I want to talk to you again
「わたしはもう一度あなたと話したい」

 

という文章でどこが聞き取れなかったのか?どうして聞き取れなかったのかを分析します。

 

上記の文章の場合

「want to(ウォント トゥ)」が聞き取れなかった

原因:「wanna(ワナ)」と発音されていた

このように、知っている単語でも聞き取れない箇所がありました。

 

聞き取れなかった原因は、単語同士が繋がって発音された「リエゾン」だったからですね。

 

聞き取れなかった箇所と、原因が分かれば、後は練習が必要です。
繰り返しシャドーイングして、聞き取れなかった箇所の音を覚え込みましょう。

 

今回は、単語同士がつながった「リエゾン」でしたが、そもそも単語を知らなくて、聞き取れない場合もあります。

 

その場合の原因は、単語力の不足です。

 

単語の意味を調べて、同じくシャドーイングを繰り返して覚えます。

 

参考リスニング学習にシャドーイングが効果的な4つの理由【丁寧な解説】

 

まとめ:英語のリスニングはちょっとしたコツと正しい学習法ですぐに上達

 

以上、英語のリスニングのコツを紹介しました。

 

よく「聞くだけで英語が~」みたいな教材がありますが、聞くだけではリスニング力は上がらないでしょう。

 

本記事で解説した、「英語のまま理解する意識」「シャドーイングを利用して分析」など、心構えと学習をしなければいけません。

 

逆に、意識と正しい学習法で学べば必ずリスニング力は向上します。

 

とにかく英語の勉強は「継続」が大切
今回紹介したコツを意識しつつ、学習法に沿ってリスニングの練習をすると早い人で3か月ぐらいで効果が見え始めてくると思います。

 

まずは、楽しみながらリラックスして、リスニング学習を始めて下さい。

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