このような悩みを解決します。
本記事の内容
- 英会話初心者が教材を選ぶ前に気をつけるポイント
- 英会話初心者は、基礎英語を一緒に勉強するのがおすすめ
- 英語の基礎を易しく解説している教材3選
- 実践的なフレーズも学べる教材4選
- リスニングも鍛えながら学べる教材5選
- 英会話学習を本でするのが苦手な人向けの教材
本記事を書いているわたしは、現在カナダでフリーランスで活動中。日本では、会社員を3年勤めた後、フィリピン留学半年、オーストラリアとカナダでワーキングホリデーを1年間ずつ行いました。留学前はTOEIC400点のわたしが、現在は820点です。
英会話の勉強を始めようと思っても、たくさんあってどれがいいのか悩みますよね。実際、本屋に行けば、英会話教材の棚にはびっしりと参考書や教材が立ち並び、Amazonで検索すれば、山のように出てきます。
本記事では、完全英会話初心者向けに、教材を選ぶポイントとレビューを交えて、おすすめの教材を紹介します。
Contents
英会話初心者が教材を選ぶ前に気をつけるポイント
いざ、英会話を勉強し始めようと思っても、なかなか勉強を続けることが出来なかったり、なにから始めていいのかわからなかったりします。
「せっかく教材を買ったのに・・・」とならないように以下の事に気をつけてみましょう。
勉強する時間を決める
英会話は、勉強したらすぐに話せるようになるというものではありません。毎日コツコツと積み重ねてやっと話せるようになります。
その為に継続して勉強をする必要があります。毎日5分からでも大丈夫です。継続することが大事です。
慣れてきたら10分、15分、30分と伸ばせるようになります。
わたしは、スマホのアラームを毎日夜9時にセットして、9時から30分間、勉強するようにしていました。慣れてくると、アラームが鳴る前に勉強机に向かうようになっていました。
時間は自分の好きな時間で始めてOKです。必ず継続できる時間を設定しましょう。
目標を設定する
英会話の教材を買う前に、「なんのために」英語を勉強するのかを考えましょう。
「ただ英語が話せるようになりたいから」でも構いませんが、どのくらい話したいのかによって買う教材も変わってきますし、目指す目標が無ければ、どのように勉強していいのかも分かりません。
なるべく具体的に、そして身近な目標から決めるのが良いでしょう。いきなり高い目標を設定しても、達成できずに終わってしまいます。
もちろん、「最終的な目標はココ」というのを決めていても大丈夫ですが、ここでは、最終目標を達成するのに、必要な目標を決め、さらに、そこに必要な目標という具合に、段階的に最終目標に近づくような、目標設定をします。
たとえば、「一人で海外旅行に行った時に、現地の人と仲良くなれるぐらい会話できるようになりたい」という最終目標だった場合、まずは「英語で自己紹介が出来るようになる」という身近な目標をたて、さらに、「自己紹介に必要な単語を10個覚える」
このように、身近に達成できる目標をたて、1つクリアしたら、次の目標を設定し、またクリアしたら次の・・・と、最終目標に近づいていけば大丈夫です。
勉強したものを声に出す
わたしたちは、中高6年間、長い人だと、大学まで勉強しているので10年間英語を勉強してきました。
これだけ長い期間英語を勉強している国は、日本を除いてそうそうありません。
しかし、日本人は特に英語が話せないと言われています。これは、日本人の奥手な国民性も多少関係しているのかもしれませんが、1番の理由は、「英語で会話をする」という勉強をしてこなかったせいです。
英語の勉強はたくさんしてきたので、簡単な例文であれば、問題なく読めると思います。
でも、「例文を見ずに話せるか?」と言われると、案外、前置詞を間違えたり、単数形を間違えたりします。
簡単な例文だから、覚えなくても大丈夫と思っていても、声に出して言うときと、読むときでは全然違うので、なるべく音読するようにしましょう。
使う場面を想像しながら勉強する
先ほども書いた通り、わたしたちは、試験や受験ように勉強してきましたが、実践で使うように勉強してきていません。
しかし、これから勉強する英会話は、実際に使って会話するものです。「このフレーズはこの場面で使えるな」「これを伝えたい時はなんて言うのか?」を考えなら勉強するようにしましょう。
ただ、なんとなく教材に書いていることを勉強しても、今までしてきた勉強と何ら変わりません。
リスニング付きの教材を使う
わたし達の発音は、「日本人アクセント」と言われるぐらい海外では通用しません。正しい発音を聞きマネをするようにしましょう。
とくに英会話では、リズムが重要です。日本語は単調なリズムですが、英語は、強調する部分や弱く発音する部分など、1つの文の中でたくさんのリズムを使います。
このような、リズムや発音を正しく勉強するために、リスニング付きの教材を買うことをおすすめします。
昔だとCD付きのものが多かったですが、最近では、音声をダウンロード出来る教材も増えてきました。
DL付きの教材のほうが、スキマ時間も活用して勉強出来るためおすすめです。
楽しく勉強出来る教材を選ぶ
1番重要なポイントです。難しい教材を買っても、理解できず、結果飽きてしまいます。
たとえば、英会話を勉強したいのに、TOEICの教材を買っても無意味ですし、いきなり映画を字幕なしで見ても理解できません。
それよりも、すこし簡単かな?ぐらいの教材を買って、「あ、これ知ってる」「ここさっき勉強したとこ」など、英語を勉強することに楽しみを覚えることが重要です。
また、よくある間違いなのが、「高い教材=いい教材」と思っていることです。必ずしも、高い教材が質のいいものであるとは、限りませんし、それがあなたのレベルに合っているものかも分かりません。
なるべく、イラストや図などをつかって、分かりやすくまとめている教材を買うことをおすすめします。
英会話初心者は、基礎英語を一緒に勉強するのがおすすめ
英会話を上達させるには、基礎をしっかりと勉強しておく必要があります。
「じゃあ英語の基礎の教材から買わないといけないのか?」と言われれば、そうではありません。複数の教材を使うことは、時に逆効果になってしまうことがあります。
特に英語にまだ慣れていない初心者の方が、複数の教材を使えば、勉強のスケジュール管理が出来なかったり、一気にいろいろな情報が入ってきて、ストレスになってしまいます。
それよりも、単語から文法、リスニングと1つの教材で、一緒に勉強出来るものを、使ってみることをおすすめします。
英語の基礎を易しく解説している教材4選
英語の基礎から解説している教材の中から、実際にレビューしたものを4つ紹介します。
尚、記事内では、教材の個別リンクを紹介していますが、月額980円でAmazonのKindle Unlimitedに加入したほうがお得だと思います。Kindle Unlimitedは、30日間無料で、英語の教材以外にも、小説や漫画も読むことが出来ます。記事内で紹介している教材のなかにも、Kindle Unlimited対象のものがあります。
››Kindle Unlimited※30日間無料
参考:【買うよりお得】Kindleで英語学習をする8つのメリット【※デメリットあり】
また、kindleで学習するなら、あわせてAudibleを用いた勉強法もおすすめです。Audibleは、いわゆるボイスブックというもので、本を聞くことが出来ます。これを英語の教材と組み合わせると、リスニングの勉強にもなります。最初の30日間は無料で、さらに1冊目も無料でつかうことが出来ます。
››Audible※30日間無料
DUO 3.0
主に単語学習におすすめの教材です。
単語を、単語だけで覚えるのではなく、述語や短文で解説しているので、語彙力が格段に上がります。
じつは、英会話で使われる単語というのは、そこまで多くはありません。DUO 3.0では、無駄な単語を省き、必要な単語だけを、解説しているので、効率的に英語を勉強したいという方におすすめです。
ただし、かなりの量がありますので、長期的にかつ計画的に勉強出来る方をおすすめします。
中1英語をひとつひとつわかりやすく。
中1で習う英語を、もう一度復習したい方向けです。
日常会話で使う英会話は、ほとんどが中学1年生でならう英語ばかりです。
全レッスンに動画の解説付きで、イラストも多数使われているので、飽きずに勉強することが出来ます。
このシリーズは、他に中2、中3とありますが、今回は、基本の基本として、中1編を選びました。
文法を1からやり直したいという方におすすめです。
12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読
Youtubeでも活躍中のサマー先生が手掛ける教材です。
内容は、レッスンごとに英語の型を勉強していきます。英語の型を学ぶことにより、英語の文章を自在に組み立てるようになります。
音声をダウンロードして、「聞く」「真似る」「使う」の3ステップで英語を勉強していきます。他にも、レッスンに連動したYoutube動画や、リスニングとスピーキング力を高める音声変化トレーニングなどが収録されています。
個人的には、サマー先生の発音がとても聞き取りやすく、本書を買う前からYoutubeで勉強していました。
実践的なフレーズも学べる教材4選
ここでは、より実践に使えるフレーズを解説している教材を紹介します。
難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
NHKのラジオ講師が手掛ける教材です。
タイトルの通り、英語が話せる方法を解説しています。
対話式の説明により、実際に使う場面を想像しやすく、また、「ココではこう言う」「指さしてこう言う」みたいに、難しく考えないようにする解説がとても印象的です。
実際に海外へいくと、そこまで正しい文法で話している人はあまりいませんし、気にしている人もいません。わたしも、まだまだ変な文法で話してしまうときもあります。
より、使えるフレーズが知りたいという方におすすめです。
※Kindle Unlimited対応
※Audible対応
基本の78パターンで 英会話フレーズ800
様々な場面で使えるフレーズをパターンに分けて、中学生レベルの英語で解説しています。
パターンわけがされている為、実際に使う場面を想像しやすいです。
「会話のきっかけ」の場面や、「言えると助かる」という場面など、使えるフレーズがたくさん収録されています。
※Kindle Unlimited対応
※Audible対応
短期完成!ああ言えば 即こう言う 英会話 10日間100本ノック!!
とにかく様々な質問に、3秒以内で答えるトレーニングということで、英語での返し方のフレーズを勉強することが出来ます。
英語を勉強している人に、よくある悩みで「言ってることはわかるのに、なんて返したらいいのかわからない」というものがあります。
本書では、そういった場面をイメージして、「こうきたら、こう返す」のように、パターン化して覚えることが出来ます。
mini版 英会話の9割は中学英語で通用する
中学生で習う基本的な単語を使って「知っているフレーズ+付け足し」で、いろいろなパターンを勉強することが出来ます。この本の勉強法を活かせば、様々な表現を出来るようになります。
リスニングも鍛えながら学べる教材5選
ここでは、音声を聞いて学習することがメインの教材を紹介します。
[無料音声DL付]キクタン英会話【基礎編】
人気シリーズ【キクタン】の英会話基礎編です。
日常会話から、海外旅行、仕事先で使えるフレーズを、1日8フレーズ×20日間で勉強し終えるように収録されています。
最初は、2語のフレーズから、次に3語、4語と段階的にレベル上げが出来るので、効率よく勉強が出来ます。
さすがに20日間で英語は話せるようにはならないので、繰り返し聞く必要がありますが、音声は、スマホにダウンロード出来ますので、スキマ時間を利用して勉強することが出来ます。
60歳からはじめられるゆっくりていねい英会話 第2版
タイトルにある通り、60歳からでも始められるように、とてもゆっくりな英語を聞いて勉強することが出来ます。
正しい発音をゆっくり聞くことにより、きれいな英語を学習することが出来ます。
ゆっくりな英語ですが、リズムや、強く発音するところなどは、しっかり押さえられている為、英語に慣れていない人でも抵抗なく聞くことが出来ます。
CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100
ネイティブの子供ならだれでも使っているような定番のフレーズを勉強することが出来ます。たとえば、「おいしい!」「いいね!」など、わたしたちも普段使っているような、会話ですが、意外と知らないフレーズもたくさんあります。
[音声DL付]話す英語 実戦力徹底トレーニング
先ほどの本とは反対に「大人の英会話」を目指した教材です。
「提案する」「説明する」など、普段大人が使っているようなフレーズを学習することが出来ます。
音声には日本語も収録されているので、移動中や、本を開けない状況でも、学習と自己チェックを行うことが出来ます。
[音声DL付]起きてから寝るまで英語表現1000 起きてから寝るまでシリーズ
今日したことや、経験したことを、英語に直してみるという学習法をもとに、様々な表現を学習することが出来ます。
日常で使える表現が多く、また、普段から「これは英語でなんて言うのか?」を考える習慣をもつことにより、英語脳へと変わっていきます。
日常的なことを英語で解説しているのでイメージしやすく、聞いているだけでも勉強になります。
英会話学習を本でするのが苦手な人向けの教材
英会話は勉強したいけど、本で勉強するのは苦手・・・という方には、「スタディサプリENGLISH」がおすすめです。
スタディサプリENGLISHは、大手リクルートが運営している、英会話学習ツールです。レッスンは最短3分で、スマホ・PCどちらからでもアクセスすることが出来ます。
「スキマ時間に少しだけ勉強したい」方や「家で集中して勉強したい」という方でも大丈夫です。
また、ドラマ式のレッスンで使われている映像は、「下町ロケット」を手掛けた脚本家によって作られているストーリーなので、映像としてみても面白い作りになっています。
3分間のレッスンですが、内容は本格的で、リスニングからスピーキングまで全て勉強することが出来ます。
実際に使ってみた感想は、ドラマ形式のストーリが面白く丁寧に作られている印象です。問題前には、ポイントとなる部分を教えてくれるので、そこを重点的に勉強すると、日常でも役に立つと感じました。
ただし、スピーキング学習機能では、発音ミスなどを指摘してくれるのですが、機械との相性なのか、間違っているのにGoodがでたり、マイク入力がうまくいかなかったりと、すこし使いづらい部分はあったように思います。
しかし、今ならすべての機能が7日間無料で使うことが出来るので、「試してみて問題ないようだったら使う」ということも出来るので、試してみる価値はあるかと思います。
※今なら新規入会特典で7,200円キャッシュバックがあります。
まとめ:インプットしたらアウトプットも大事
以上、英語完全初心者の方におすすめの教材を紹介しました。
英会話は、基本的にアウトプットがメインの行為ですが、アウトプットが出来るようになるには、基本の英語が出来ていなければいけません。
その為には、本記事で紹介しているような教材をつかってインプット学習が大切です。
インプットができれば、今度はそれを使いこなせるようになるために、アウトプットの練習が必要です。
英語が話せるようになるまでには、時間がかかりますが、あきらめずにインプット学習も進めていきましょう。
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